2005年5月21日
*世界の食卓から(第45回):季節のドリンク

・シンガポールエアライン
 今回もシンガポールシンガポールエアラインを使った。ニュージーランドに行くのにシンガポールエアラインを使ったのだから、当然、シンガポール経由だ。日本とニュージーランドの時差は3時間だがシンガポールとニュージーランドの時差は4時間。行ったり帰ったりで、何時間飛行機に乗ったのかわからなかったが、シンガポールまで6時間半、ニュージーランドまで9時間半、その間3時間待ち、合計19時間という時間をかけて行った。以前と同じように、シンガポールエアラインは快適だった。食事もまあまあだし、スチュワーデスさんも美人ばかり。(エアカナダのように、歩いているだけで周りの物を落としそうなスチュワーデスさんなんていない)しかし、いつも問題は待ち時間。今回は3時間あるので空港から出てみよう、と思っていたのだが、飛行機から降りてすぐにその考えは覆された。「暑い・・・」

・シンガポール、チャンギ空港
 そう。シンガポールは赤道に近い。当然、日本より暑い。長袖Tシャツの上にトレーナー姿だった私は、一気に外へ出る気を失った。
 ということで、空港内で時間まで待つことに。空港内のインタネーット使用は無料。(ちなみに関西空港の税関より中もインタネーットの使用は無料。でも、到着側にはパソコンが置かれていないのが残念だった。まあ、無料とは言っても空港使用料が高いのでそれぐらいして当然、という気もする)
 すし屋もあってたしか「元気寿司」という名前だった気がする。回転寿司なのだが、けっこういけた。1000円あれば、そこそこお腹いっぱいになる。シャワーや映画館、ゴルフの練習スペースもある。靴屋もあり、足の大きい私にはインターナショナルサイズのお店は有難い。サンダルを買ってしまい、旅行中持ち歩くはめになってしまった。

・セブンイレブンも
 セブンイレブンもあった。小さいながらいろいろな国の商品が置かれており、欧米でよく見られるミミズグミ、日本のプリッツや、中国かどこかで作られたカルビーのポテトチップス。よく分からない干物(多分何かの果物と思われるが買う勇気はなかった)もあった。色々な物があったが私がここで思わず手にしてしまったのは「BIRD'S NEST BRINK」。約100円。爽やかな青色のツバメが2羽飛んでいる絵が描かれている。

・ツバメの巣ドリンク(320ml)

 原材料は「砂糖、ゼリー、グラニュー糖、鳥の巣フレイバー、朝鮮人参フレイバー、本物の鳥の巣」。不含防腐剤とも書かれている。要冷蔵。もちろん日本語での表示はなく、英語、フランス語、中国語で書かれている。中国語の「使用前先揺均均」というのはわかりやすい。
 さて。では開けてみよう。香りはかんきつ類のような爽やかな香り。色は濁った透明。少し黄色がかっている。では、飲んでみよう。ふむ。香りをは少し違う味。甘味があり、後味はココナッツのような風味。まずくはない(おいしくもない)。下の方にはちぎった寒天のような、ツバメの巣と思われる物質が沈んでいる。これはまさにふやけた寒天のようで何の味もない繊維質のものだった。あとでコップを洗う時にコップにこびりついていた。
 しかし、実際のツバメの巣を食したことのない私は、この味が正解なのかよくわからない。次はツバメの巣を食べてみたい。