2005年3月21日
*世界の食卓から(第41回):お料理の本

・お土産
 外国へ行く時のお土産として喜ばれるものの一つに、日本料理の本がある。カラーで重いので、何冊も持って行くことはできないが、あの盛り付けや、色合いは芸術といえる。

・外国の料理の本
 では、外国の料理の本はどうだろう。外国の料理の本を見て、「おいしそう。どうやってつくるの?」と思ったことはない。「これって、どんな食べ物?」と思うことはあったが・・・。
 では、ノルウェーでいただいてきた料理の本を御紹介しよう。料理の本とは言っても、「ラム肉」を使った料理限定のものである。

・これは?
この盛付けは正しいのだろうか・・・? これは何?説明はノルウェー語で書かれているため、わからないが、英語と似ているのでなんとなく想像はつく。
 これは多分、ラム肉のあばら骨の部分を使った料理の紹介なのだ。焼くだけ。食べる所がほとんどない部分の焼くだけの料理を本に載せてしまう。


・次は?
 次はシチューのようなものだ。真ん中の三角の入れ物に入っているのは粒胡椒だと思われる。日本ではあまり見かけない野菜(リークの一種か?)を、切り込んだ状態で写真を撮っている。ナイフには切り屑が乗っている。左のリークのような野菜と、水、粒胡椒、肉。材料はこれだけらしい。炭酸水だからか、水にはたくさんの泡が見られる。

・ラムステーキ
絹さや?登場。 上に「ラムステーキ」と書いてある。日本で、ステーキの作り方が書いてある料理の本があるだろうか。あったとして、誰が買うのだろう?プロのための本ならあるかもしれない。
 肉に、ハーブ、胡椒で下味をつけ、
オーブンの鉄板に乗せる。人参、玉葱も一緒に焼き、焦げない用に水を入れておく。これは食べる時のソースに使う為でもある。そして、オーブンに入れて、取り出す。
 日本人なら、この左のページの写真のソースの色を見て「醤油ベースか」と思いそうだが、これは多分、肉汁と、赤ワインの色だろう。
 盛付け例として彩りに、黄ピーマン、絹さや、椎茸を使う。

 この上記の3品も、「なんでこんなの載ってるの?」と思ったのだが、そのあと、もっと驚くべきものが載っていた。それは次回紹介することにしよう。乞う御期待!