2004年4月

4月 6日 昨日の夕方から熱が上がってしまい起き上がるのも容易じゃなくなってしまったため、羅刹ちゃんに牛久愛和総合病院に連れて行ってもらった。
診察を待つ間も右胸や右の背中などが痛むしフラフラ。やっと順番になって診察室に入ってのどの痛みはないこと、体の痛み、熱などについて状況を話したら採血とレントゲンと、点滴を受けるように言われたので、指示通りに検査を受けて点滴をしていたら、追加でCTもとることに。CTもとって結果が出るのを待ちながら点滴の続きをやっていたら今度は血ガスの採血(動脈からの採血)をされた。
結果が出たので話を聞いたところ、CRPが15ほどあり感染しているようなので入院して抗生剤の点滴で治療をしたほうがいいとのこと。それと、CTで見たところ肝転移と、腹水(?)が見られるということだったのだけれど。なんとこのとき担当だった医師に「常勤の医師が少ないので夜間何かあったときに対応しかねるので、筑波学園病院というところに転院してください。紹介状書きますので」といわれてぽかーん。
まぁ、もう体もつらくて何も言う気力もなかったのでおとなしく紹介状を持って羅刹ちゃんに筑波学園病院に連れて行ってもらい受付を済ませて診察を待った。
呼ばれて診察を受ける。紹介されてきた経緯を医師に話すと「何のための病院なんだろうね・・・」と苦笑いをしていた(そりゃそうだよな;)
今までの治療などの経緯は、今回紹介されてきたこの病院の医師は当然知らないのだけれどとにかく今の状況は入院して抗生剤で治療をしたほうがいいということでおとなしく入院することにする。もう、この段階で息は苦しいし体は痛いしで、へろへろでした;;
病室に入るとラインの確保と、酸素吸入。痛み止めにロキソニンを飲み、ぐったり・・・。食事なんか見たくもない状態でした。
4月 7日 朝からやっぱり食欲がなく、ロキソニンを飲んでいないと熱が上がってしまう。合間に計った熱は38.1度・・・(汗
緊急で入院したので着替えなんぞあるわけもなく。まぁ、ジャージを着ていたのでそのままでいたら夕方仕事帰りの母上が寄ってくれて、着替えなどを持ってきてくれました。さすがに解熱剤で熱を下げたりしているので汗をすごくかいていて気持ちが悪かったので着替えられてさっぱり。
主治医となったF医師はまず3日ほど抗生剤の点滴をして熱が下がってくるかどうかを見ますとのことだったので、CRPが下がりさえすれば退院できるかなぁなんて思ってみたり。感染なのは間違いなさそうだけど、肺炎ではないみたいだしいったい何なのかなぁ。抗生剤は朝夕の2回。
夜、なんだか息が詰まるような感じで、ちょっと変な感じがした。なかなか眠れなくてちょっとイライラ・・・。
4月 8日 看護士さんに、息が詰まる感じで寝苦しかったことなどを朝伝えた。やはり食欲はあまりない。熱が下がったかどうかは、ロキソニンをめいっぱい飲んでいるので熱が上がる間がなくて分からない状態だけど、体も痛いし飲まないとそのほうがきついのでやっぱり飲んでしまう。酸素吸入をしているのに息が詰まるっていやな気分。
羅刹ちゃんが虹を連れてお見舞いに来てくれた。着替えや、タオルなどを持ってきてくれて、助かりました。お見舞いに虹をつれてきてくれたのはうれしかったけど、すぐに疲れてしまって早めに帰ってもらった。子供のパワーってほんとに圧倒されるね。体調悪いときはパワフルすぎていっぱいいっぱいです(笑
その後母上が仕事先のラーメン屋さんで扱ってる私の好物を持ってきてくれたので、少しずつ食べてみる。食欲はあまりないんだけど少しでも口から食べたほうが体にもいいし、せっかく持ってきてくれたからちょっとがんばったけど少し残っちゃった。
夜中やっぱり息が苦しくて体を横にして寝ることができない。仕方がないから座った状態でうたたね・・・。ちっともまとめて眠れない・・・。
4月 9日 完全に睡眠不足;。眠くて仕方がないのに眠れないのはつらい。F医師からは熱も下がり気味だしやはり感染で間違いないだろうとのこと。息苦しさについては胸水がたまっているからかとも言われるが入院時のCT(愛和病院でとったもの)ではそんなにたまっていないらしいので明日、レントゲンをとってみることになった。もしたまっているようなら抜くようだけど抜くのも痛そうだなぁ、ちょっと想像しただけで怖いね。
午後、仕事帰りの羅刹ちゃんがお見舞いに寄ってくれて、何かほしいものはないかというのでたこ焼きが食べたいといってみたら、買って来てくれた!熱が下がり気味なのですこーし食欲が出てきていたので嬉しかった。このたこ焼きが鰹節が上にかかっているんじゃなくて、あさつきがたーっぷり乗っかっていて、すごくおいしかった。びっくり!
本当は内科病棟だから治療食の人もいるし持ち込みちょっと悪いなぁって思ってたんだけど、病室から出て行って食べられるわけじゃないし申し訳ないと思いつつ食べてました(ぉ
夜は日に日に息苦しくなって上を向いて横になれないので、ベッドの横から足を下ろして体をうつぶせにするという変な格好をしていたところ夜勤の看護士さんに見つかり、病棟の枕を余分に借りてそれにうつぶせて寝て見ました。すこーし、楽になったかな・・・?
4月10日 寝不足だけど、熱がだいぶ下がって食事も取れるようになっては来たのでそれなりに話をしたりはできるようになった。すぐに息が上がっちゃうけどね;
午前中にレントゲンをとりに行って、午後は少しまったりしていたらお義母さんとお義父さんが虹を連れてお見舞いに来てくれました。急に入院になってしまってびっくりさせてしまったことや虹の面倒を見るので大変だろうと思いすみません、とよろしくお願いします、を言う。他に少し今の状況なども話をして家に帰っても今まで見たいに動けないだろう事などもさらっと話した。お義父さんの風邪がまだ治っていないようでちょっと心配。無理をしないで早く治してほしいけれど、私が急に入院してしまったことで負担をかけてしまっているせいもあって治らないのかなとも思う。帰れるものなら帰りたいけど、まだこれじゃ無理だなぁ、と思う。
夕方母上と下の妹のMちゃんと、Mちゃんの彼氏さんが来て、いろいろお話をした。Mちゃんと彼氏さんは一応結婚を考えているらしいから一度会っておきたかったんだけど、やっと会うことができた。Mちゃんにはお似合いかな、うん。優しそうな人でした。
4月11日 日曜日なので検査もなくて(点滴はあるけど)まったり。これで息苦しいのがなければなぁって思うけど、仕方がないよね。昨日のレントゲンの結果、結構水がたまっていそうなので月曜にCTをとることになった。寝るときに仰向けになれないのにCTとれるんかいなーと思ったけど(ぉ
入院してからはじめてゆっくり同室の人たちといろいろな話をする。具合よくなくて話しあまりしてなかったからね;まぁ、お約束の、どこが悪いの?に始まり・・・(笑
隠しても仕方がないことだし、隠すつもりもないから骨肉腫って言う骨のがんの末期です、ときちんと話した。前にも一度言ったんだけどそのときはなに言ってるのーって流されちゃったのだ;まぁ、それが普通の反応だろうなーとは、思うけど(笑
ここでもやっぱり明るい&前向きだといわれたけど、まぁこういう性格なんだよねぇ。くらーくなってるのは性に合わないんだよね。やっぱりKIAI入れて毎日楽しく行かなくちゃ損でしょ(笑
4月12日 一週間近くまともに睡眠取れていないせいかちょっと頭が重い。横になれないから体も疲れてるなぁと思うけど、しばらくの辛抱だと自分に言い聞かせてみる(笑
私はCTの造影剤のアレルギーがあるから、CT造影ないよねとしつこいくらい看護士さんに確認。ステロイド使いながら造影してもアレルギー出ちゃったくらい強く出るのできちんと確認しとかないと怖いしね、自分の体なんだし。正直、医師や看護士さんからしてみたら扱いやすい患者ではないよね、いちいち突っ込むしー(笑
午後CTの順番が来て撮影しに行ったけど案の定、仰向けになってとるときに呼吸困難に!!陸に上がった魚のように口をパクパクさせて5分ほどがんばったけど、正直死ぬかと思ったよ;;『 息を吸って止めてください』・・・(す、吸えねー;そのまま止めるかTT)・・・『楽にしてください』・・・(吸えないのに楽になるかボケ!!)・・・こんな感じで(爆
4月13日 朝のうちにF医師がきて肺にやっぱり水がかなりたまっているから午前中には抜いちゃいましょうといいに来た。注射器で抜くのかと思っていたらドレーン入れるんだって;意識あるときにドレーン入れたことないから怖いなぁ;でも息が楽になって眠れるんだったらがんばれるとおも・・・いたい、うん(笑
11時過ぎにF 医師と看護師長さんが来て、ベッドごと処置室に運ばれた。ベッドを仰向けになれるぎりぎりの角度まで上げていいって言われたのでそうさせてもらった。で、エコーで場所の確認をしながら処置を始めたんだけどやっぱり痛いのよ、局所麻酔が(笑)まぁ、ちょっと我慢我慢;;でも、こう目の前でメスだの、針だの糸だののやり取りをされているのはこわーいよ(笑
ドレーンが入って、水を抜き始めたら一気に1L位抜けてものすごい驚いた;一気に抜けすぎておなかとか痛くなったし(苦笑)どれだけ溜まってるんだかー;;
F医師は、入院してから急激に溜まっているので抜けるところまで抜いて出なくなってきたら薬を入れてわざと癒着を起こさせて胸水溜まりにくくする処置をしていこうと思っているということを伝えてくれた。この先生口数はそんなに多いわけじゃないけどきちんと考えていろいろやってくれているのがわかるので、すごくありがたいですね。女子医大の系列の病院ではないから今までの治療の経過などはわからないのに、先のことまで考えてくれてて。この先生に会えてよかったなぁと思うこの頃です。
で、まぁ1L抜けたおかげで呼吸がだいぶ楽になって昼間からよく寝れたー♪ドレーンが入ってるから寝返りはうてないけど、眠れるってすごく幸せですねーTT
4月14日 ドレーンが入ってるところが、結構痛くて胸の痛みがあまり感じないくらいですが、痛すぎるのでやっぱり今日もロキソニンのお世話に(笑
入院してからずっとロキソニン飲んでるなぁ。右胸の痛みと、右の肩甲骨付近から広がる痛みはいったいなぜ起こっているのかと思うけど、とりあえず右肺の腫瘍の所為ではあるようだからなんかいやな感じ。あんまり気にすると病気のやつの思うつぼだから、あんまり気にしてやらないけどねー(笑
夕方またドレーンのクランプをはずして胸水の吸引をした。750mlくらい一気に引けて、後はちょっとゆっくり引くみたい。1Lまで溜まったらストップと、看護士さんにF医師が指示をしていた。いやはや、楽ですよーっ。ベッドほとんどまっ平らにできるようになったし(笑)後は胃が圧迫されてたんだかなんだか知らないけど、食欲が出た!!(笑)いいことだ(笑
4月15日 今日はF医師がいない日で、まったりまったり。睡眠不足を取り返すかのように寝まくってます(笑
午後羅刹ちゃんが来たときにドレーンを見て、痛いだろう、って心配してくれてました。痛いけど、これで呼吸が楽になったし眠れるようになったし、よかったよーって言ったら頭をぽんぽんされた(笑)虹をつれてこなかったのは前回わがまま言ったからなんだそうだけど、ドレーンはいってるときはいないほうがいいかも。引っかかって引っ張られたらえらいこっちゃ(笑
4月16日 だいぶ胸水が出なくなってるのでレントゲンをとってみることになった。レントゲンをとったらもうあまり溜まってないみたいだけど一応月曜日にもう一度レントゲンをとって増えていないかを確認してみて増えていないようなら抜いちゃおうかということだった。あれ、なんか薬入れてどうのこうのっていうのはどうなっちゃったんだろ、と思って聞いてみたら溜まってきてない状態だったらやる必要ないって言われ。確かに、やらなくてもいいならいいけど、もし次溜まったらまたドレーンやるのかーと思うとちょっと複雑な気分に(笑
4月17日 急に一気に酸素吸入をはずされてびっくり。でもチューブついてないとうっとおしくなくていいやと思っていたんだけどおしゃべりしてたら酸素が下がってくるし、お手洗い行って帰ってきたら酸素が80%台まで下がってしまって酸素吸入やっぱりやることにTTでも、30%から10%に減ったんだって。水が抜けた分、息が吸えるようになったから減ったんだなぁ。いいことだ。この調子でどんどんよくなったら退院できちゃうかもねー(笑
こういうと縁起でもないとか、言われそうだけど、私まだ遺影用の写真きちんとしたのとってないのよね。写真屋さんに行ってちゃんと用意しとかないと変な写真になっちゃったらいやだしー(笑)せっかく残りの時間が分かってる病気なんだから有効に使って用意できるものはきちんと用意しておかないとそれこそ後悔しちゃう。せっかく髪染めたりきちんとしておいたのに入院になっちゃったから予定狂いまくりですよ(苦笑
4月18日 ドレーンも入っているし酸素吸入もしてるからベッドの上からどこにも移動できなくてつまらない。でも、退屈だと思うようになったってことは体調がそれなりによくなってきている証拠だよね。右の胸や背中の痛みは取れないし、なんだか少しずつ強くなってきてはいるけど痛み止めで何とか我慢できる程度ではあるし、あんまりたくさん食べられないけど食事もおいしいと感じる余裕も出てきたし。いいことだなぁ。まぁ、早くドレーンだけでも抜けて楽になると寝てるときに寝返りもうてるし最高なんだけどねー(笑
4月19日 レントゲンを午前中にとった。とりあえず他にすることもないから昼寝したりおしゃべりしたりして時間をつぶす。パソコンはたまーにいじるくらいしか使ってないなぁ。ROのほうもやりたいけどまだおしゃべりする程度しかやる気が出ないというか、体力もない(苦笑)
午後F医師が来てレントゲンの結果について話してくれる。やっぱり水は増えていないみたいだけど、一応確認で明日CTをとるということに。つーと、まだドレーンはこのままということですな・・・、しょぼーん。結構抜けるかもーと期待してたんだけどね(笑
4月20日 今日のCTのあとにはたぶんドレーン抜けるだろーと思っていたんだけど、F医師今日学会でいないんだってさ(爆)CTとっても、今日はこのままなのね、ドレーン・・・うーん、タイミング悪いなぁ(笑)まぁ、いないもんは仕方がないからこのままおとなしくしとくしかないねぇ。
今日は妹のMちゃんと、子供のころ近所に住んでた幼馴染のお母さんでうちの母上と仲のいいUさんがお見舞いに来てくれて、お花をいただきました。いつも私のお見舞いに来る人って「お前は花より団子じゃろー」って言って食べ物もって来るんだよね(苦笑)たまに花をもらうとものすごくうれしかったりします(笑
4月21日 今日はお昼ちょっと前に羅刹ちゃんが本とケンタを持ってきてくれた。まだドレーン抜けてないのを見てまだ抜けないんだー、ってびっくりしてた。お昼に持ってきてもらったケンタを食べていろいろ話をした。体調が結構よくなってるから、話してても楽しいね。でも体力は落ちちゃってるから疲れちゃって、羅刹ちゃんは2時間くらいで帰っていった。
しばらく昼寝したり本読んだりしてのんびりのんびり。今日もF医師は学会でいないらしい。
4月22日 夜中に背中と胸がものすごく痛くなって傷み止めをもらったけどなかなか効かなくて困った。うーん、なんだろう;朝になっても痛くて筋肉注射の痛み止めをうってもらったらなんか目が回るしだんだんいらいらしてきて困ってしまった。あまりにいらいらするからナースコールを押して、いらいらすることを伝えたら看護士さんが来てくれて体をさすりながら、我慢強いから、たまっちゃったんだよね・・・って話しかけてくれた。少し落ち着いたと思ったら強制的に寝かされた感じの強い眠気に襲われて、しばらく眠ったんだけど目が覚めたらお昼ころで、起きたとたんに今までにない痛みが・・・。痛くて痛くて涙がぼろぼろこぼれてきてナースコールしようかと思っていたところに、F医師と看護士さんがきてあまりの痛がり様に、F医師から麻薬成分の入った痛み止めの使用を勧められる。ロキソニンじゃもう限界だったし、何よりも痛くて痛くてとにかく楽になりたかった。とりあえず私にはこの筋肉注射の薬はあわなかったようだ。
処方されたのはオキシコンチンの5mg錠剤とノバミンという吐き気止め。それと緊急に痛みを止めるための液体化された即効性のモルヒネのオプソという薬(10r)。飲んで30分もたつと楽になったけど今度はすごく眠くなって眠ってしまった。ノバミンという薬が安定剤のような役割が有るせいもあるのだろうけれど初めて飲む強い薬で体がなれていないせいもあって、副作用として眠気が出たんじゃなかろうかと思う。
痛みが取れたところでドレーンを抜いた。局所麻酔をかけて抜いたところを2針ほど縫った。やっぱり、麻酔が痛い(笑
完全に痛みが取れたわけじゃないけれど、少し我慢すればいい程度の痛みだったので、様子を見た。このオキシコンチンという薬は一日2回服用すればいいらしい。
痛みのコントロールが効いて、酸素の件もクリアになったら退院できるみたいな話だった。
4月23日 夜中にまた背中と胸が痛くなって、1回目1時半ころにはロキソニンをもらって飲んでみたんだけど1時間半くらいで効き目が切れてきたまた痛くなって、3時半ころにもう一度ナースコールをしてオプソを出してもらって飲んだ。やっぱり強い薬だし、即効性のものだからすぐに効いてきて朝6時ころまでよく眠れた。でも目が覚めたらまた痛みが出てきていて「ぇー;;何でよ」って気分だった。朝7時にオキシコンチンの5mg錠とノバミンを服用。
回診にきてくださった先生に痛みのことを言うと、オキシコンチンの量がいきなり倍に増えた。でも、まだ適量を決めている途中だからそれでかまわないそうだ。ちなみに5rというのは相当少ない量らしい。きちんと適量が分かってそれでコントロールできるようになればそれに越したことはないよね。ただ麻薬成分の入ったこの手の薬はお値段が普通のものと比べて、高いのがどうにもね;;
今日は妹のkちゃんとそのだんなさんのRちゃんが来た。まだ生後3ヶ月のTくんをつれてきててかわいかったぁ。後から母上も来てRちゃんは帰っていったけどkちゃんは4月いっぱいは実家のほうにいて、こっちに顔をだしてくれるみたい。
今日は同室の人が一気に2人退院しちゃったから急に寂しくなってしまった。退院できておめでとうなんだけど、でもやっぱり寂しいなぁ。
ああ、そうそう。胸水だけど普通は作られ始めてしまったら自然に止まるってことはあまりないらしい。何でそうなったのかはF医師にもちょっと分からないようだった。それと、右肺の腫瘍は先月からおそらくあまり大きさかわってないと思うよ、とのことでした。もしかしなくてもこれって、私のKIAI勝ちだな!!(笑
4月24日 オキシコンチンが10mgに増えたのに明け方痛みが出てオプソを飲んだ。前よりは痛みの感覚も長くなって、ずいぶん楽になってきた。
朝看護士さんから明日からまたオキシコンチンを5mg増やしてみるという話を聞いた。増やす前にきちんと話をしてくれるので安心だ。でもどうしても飲むと眠くなってしまって横になったら瞬間で寝てしまっているのがどうにも。これはしばらくすれば慣れてくるといわれたんだけどね。
15時ころ妹のMちゃんと彼氏さんがピザを持ってきてくれて、久しぶりにピザをおいしくいただきました。たわいない話をしながらしばらくたったら今度は、母上とkちゃんが私が6歳のときから習っていたピアノのM先生と一緒にお見舞いに来てくれました。きれいなお花をもらってもうルンルンでした(笑)M先生には15年くらいずっとピアノを教えてもらっていたしすごく会えてうれしかった♪病気さえしなければ虹もこの先生のピアノを習わせたいと思っていたんだよね。久しぶりに会ってお話ができて本当によかった。退院したら今度は私が先生のおうちに虹を連れて行きたいなーって思ってる。
4月25日 朝からちょっと微熱気味でのどがおかしかったけど、ちょっと風邪でも引いたのかななんて思ってたら、午前中に妹のkちゃんの義理のご両親がお見舞いに来てくれました。こんな形で初体面なのは残念だけど退院したらみんなでお食事でも行きたいですね、とお話をしました。とても優しそうなご両親でほっとしましたよ〜♪よかったねkちゃん☆で、kちゃんはT君の授乳の時間が迫っていたのでそのまま病室に残って母上が迎えに来てくれるまでいることに。結構楽しくおしゃべりをしていたら、羅刹ちゃんがお義母さんと虹を連れてきて、にぎやかに♪いろいろ話をして楽しかったなぁ。痛みのコントロールが効いてきたみたいだからだいぶ楽になったし、よかったわぁ。
ところが夕方になったら息が苦しくなってきてしまいナースコールして酸素計ったり検温したりしてみたら酸素は下がってるし、熱は39度近いしのどから変な音するしーTT
ちょっとした風邪ですぐこんなになっちゃうのかと;;それで当直の先生に観てもらって、気管を広げる薬とステロイドの点滴を入れてもらったら息は楽になって熱も下がってきたんだけど気持ち悪くなっちゃって戻しちゃうし、薬が合わなかったみたいでもうきっつかった;;
晩御飯に母上とkちゃんがカレーかって来てくれたのに食べられないで冷蔵庫の中に入ってるTTうわーん(食い物の恨みは恐ろしいんだぞ(ぁ
4月26日 結局朝まで気持ちが悪くてお昼くらいまでダルダルでしたTT。朝に採血と午前中にレントゲンがあったけど、急に具合悪くなったし当然だよね。でも、お昼には吐き気が治ったので待ちに待ったカレーを食べました♪うーん、おいっしー☆やっぱりこう、好きなもん食べてるときって幸せよね(ぁ
それと今日からまたオキシコンチンが増えて朝20mg・夜20mgになりました。夜中の痛みがあってどうしても目が覚めてしまうんだよね。これで落ち着いたらいいんだけどなぁ。昼間は多少なら気が紛れるけどどうしても寄るって気を紛らわすことが少ないせいか痛みも強く感じてしまう気がする。
今日の夕方kちゃんが来た時、kちゃんは昨日の私の熱を自分が長くいたせいだと思ってしまい誤解を解くのに一苦労。私がすでにだるかっただけなのに;;気にしないで遊びにきてね(笑
4月27日 薬の量が増えたせいもあってか眠くて眠くてもうどろどろでした。なんかひたすら寝ててお見舞いにだけ反応してた私・・・。後はこう話しかけられると返事してたかなー(笑
なんだかんだで同室の人が入れ替わってもうまーくやってるのは長い入院生活で得た、誰とでも話せるという技のおかげだね(笑)そうそう今後のことや病状も含めて家族に話をするって羅刹ちゃんの実家に連絡を看護婦さんが入れてくれました。私は一応軽くは聞いたけど、きちんと話してくれるなら、もう一回ききたいしついてっちゃおっと。でもほとんど飛び込みのような状態で入院したのにいろいろ考えてくれて本当にありがたい・・・。
4月28日 今日もずっとうつらうつら。お昼くらいに羅刹ちゃんが来てくれたんだけどやっぱりずっと寝っぱなしでたまに起きる状態;せっかくきてくれたのに寝てばかりなのに、寝てていいよって言ってくれるので助かりました。薬の量が増えると本気で眠気がすごくて・・・、これじゃ家に帰っても寝てて、たまに起きてるような感じになっちゃいそうだよ;;夕方少し目が覚めてるときに6歳から18歳まで通っていたお習字のS先生がお見舞いに来てくれました。久しぶりに話をして、うれしかった♪実は結構眠かったんだけど、久しぶりに会うので相当我慢しましたが(笑)でも、ほんと会いたいと思ってた人と会えて、すごい嬉しい。連絡を取ってくれたのは母上なんだけど、ほんとありがとう。やっぱり私はみんなに支えられてここにいるんだなぁ。自分ひとりじゃ、とても生きていけないね。みんなのおかげで私がいる、みんなにはいつも感謝しています。
4月29日 痛み止めの量はずっと据え置きなんだけど、やっぱりちょっと痛みは出てるので、痛みがあることは伝えているんだけど、連休はいってるから明けるくらいまで様子見なのかな。このところ左胸もたまに痛みがあって、気になってます。まぁ、気にするとよくないので、すぐ忘れますが(ぇー
午後私の父方の祖母とおじの奥さん(義理のおばさん)と従兄弟のT君がお見舞いに来ました。久しぶりに会って、いろいろ話しました。T君のことはは私は覚えてるけど向こうがまだ2歳のときに会ったのが最後だったので向こうはすっかり覚えていませんでした(笑
その後羅刹ちゃんの妹(義理の妹)のHさんが来てくれておしゃべり。飲み物を差し入れてくれたので助かりました♪なんだかんだで1時間くらい話したけどHさんも仕事の忙しい人なのにちょっと長話しすぎちゃったかな;
4月30日 今日のお昼前、天気がよかったのでO看護師さんが中庭にお散歩に連れて行ってくれました〜☆もちろん酸素ボンベつきだけど、久々のそよ風にすごくすがすがしい気分になりました。お花を眺めながらいろいろお話をして、ちょっと日差しが強くて汗ばむくらいのいい天気で、最後につつじを見てから病棟に戻ってお昼♪最高の午前中でしたよー。
今日は夕方から病状説明なので5時ちょっと前にお義父さんお義母さんと羅刹ちゃんと虹が来てくれました。なかなか先生が来なかったのでちょっと待ったけど無事説明開始。
見たCTは右肺のほうがもう、半分とってしまっている肺よりも空気の入るところが少なくなっているのが一目で分かるものでした。右肺の下2/3は全部腫瘍のような状態ですね。それでも在宅酸素で、痛みのコントロールも効けば今までと同じわけにはいけないけれど家に帰ることは可能だというお話でした。まぁ、まだ痛みは調整中ですし、今連休中ですから少なくとも連休明けにならないと具体性は出てきませんが。しかし、ここの病院に入院してから病気がものすごく進行しているというわけではないことを聞いて嬉しかった。そんなに残された時間は多くなくても、女子医大を出たときと腫瘍の大きさもあまり変わっていないのではないかという話でいやいや大満足。やっぱりKIAIだなー(ぉ
まぁ、今回の説明のときちょっとした会話の中で言葉のハプニングがあってちょっと私泣いちゃったんだけどね。そんなこともあるよね、ははは・・・